できる自分を想像する

新人看護師にとって、点滴の悩みは付き物でしょう。
どんなに学校で良い成績を修めた人でも、研修ではちゃんとできたという人でも、いざ独り立ちして患者さんの前に立つときには緊張してしまうものです。
冗談混じりに手が震えるなどという話をよく耳にしますが、本当に震えている人も少なくありません。
そのため、多少手が震えてしまっても、できる自分を想像して確かな気持ちで臨むことが大切です。

まず第一に、一人でできない人を独り立ちさせることはないと自覚することが大事です。
新人で作業がおぼつかなかったり、多少不器用さが目立ったりすることがあっても、全体を見て合格点に達しているため一人で任されているのです。
そんな新人看護師に足りていないのは、少しの勇気と自信です。
気を引き締めて一つひとつのチェックポイントを確実に抑えていけば、基本的に点滴は高難度の業務ではありません。
例えば、血管が太くて普通ならミスをしない患者さんでも、気を抜いてしまうと血管の壁が丈夫過ぎて逃げられる、または強く差し過ぎて貫通させるといったうっかりミスをしてしまいます。

また、どんなに経験を積んでも、稀に難しい例があるというのも覚えておきましょう。
決して自分がダメだという訳ではなく、医師や熟練の看護師でも難しい例はあるので、失敗を気にし過ぎるのもよくありません。
できること確実に自信を持って行動する、できないときは素直に先輩の助けを借りるという心構えで、勇気を持って患者さんに接するようにしましょう。

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