とにかく数をこなす

日々様々な業務をこなす看護師ですが、新人看護師の多くが苦手とする業務の一つに注射があります。
少しでも苦手を克服するため、実践できることを見ていきます。

やはり苦手を克服する一番の近道は、数をこなして技術そのものを向上させることです。
注射が上手くできるようになれば、自然と苦手意識も克服できるはずです。
苦手だからと言ってベテラン看護師にばかりお願いしていたのでは、いつまで経っても上達しません。
血管が見えにくい、見えていても滑る、針がなかなか入らないなど、患者さんによって状況は様々です。
そのため、より多くの患者さんに注射を打つことで技術を習得できます。

それに加えて実践するべきことは、笑顔で患者さんに話しかけることです。
注射は痛みを伴うので、患者さんも苦手だと感じていることがほとんどでしょう。
そんなとき、がちがちに緊張した看護師と優しく話しかけてくれる看護師、どちらが安心できるでしょうか。
おそらく、ほとんどの人は優しく話しかけてくれる看護師が良いと答えるでしょう。
人は緊張していると、痛みを強く感じやすいと言われています。
看護師が優しく話しかけることで患者さんがリラックスできれば、注射の痛みを最小限にすることができるかもしれません。
患者さんがあまり痛くなかった、注射が上手い看護師だと感じてくれれば、看護師の自信にも繋がるでしょう。
今すぐに実践できるので、苦手克服のための第一歩として実践してみる価値はあります。